研究課題/領域番号 |
18K03102
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 同朋大学 (2021-2022) 岩手県立大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
川乗 賀也 同朋大学, 社会福祉学部, 准教授 (20725113)
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研究分担者 |
菅野 道生 岩手県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (00582008)
堀内 聡 比治山大学, 現代文化学部, 准教授 (20725999)
前田 佳宏 東日本国際大学, 健康福祉学部, 准教授 (60907921)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ため込み症 / ため込み行動 / ごみ / 高齢者 / CIR / 実態調査 / 住環境の評価 / ごみ出し / 片付け / ゴミ / 生活支障 / 生活支障度 / ため込み / 散らかり / ためこみ / 福祉的課題 / 抑うつ / セルフネグレクト |
研究成果の概要 |
Clutter Image Rating 日本語版の内的整合性による信頼性は、1回目がα=.88、2回目がα=.93であった。1回目と2回目の平均得点の相関係数はr=.67であり、再検査信頼性も受容可能な値であった。妥当性については、CIR日本語版の得点はSI-R日本語版の散らかり(r=.81, p<.01)および捨てられない下位尺度の得点(r=.62, p<.01)と強い相関を示した。ため込み行動の出現率は2.8%であり、先行研究とも概ね一致するものであった。あらに居宅介護支援事業所を対象として、ゴミ出し支援の現状を調査したところ独居世帯においてごみ出し支援が必要となるケースが多かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DSM-Ⅴによると、ため込みの有病率は2%から6%と推定されている。本調査において、ため込み行動の出現率は2.8%であり、先行研究とも概ね一致するものであった。また、高齢者のセルフ・ネグレクトとゴミ屋敷は高い相関があるといわれていることから、居宅介護支援事業所を対象として、利用者に対するゴミ出し支援の実施状況、支援の難しさ、地域に求めることについて調査を行った。その結果、独居高齢女性においてごみ出し支援の実績が多いことが分かった。ごみ出しの収集時間は事業所のサービス提供時間外であることが多く課題が多い。 身体的な事情によりため込み行動につながる可能性があるため、早急に対策をする必要がある。
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