研究課題/領域番号 |
18K03107
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
冨家 直明 北海道医療大学, 心理科学部, 教授 (50336286)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 食行動認知 / コミュニケーションスキル / 認知的対処力 / 心の健康教育 / 栄養状態 / コミュニケーション力 / 認知行動的教育 / 抑うつ / メンタルヘルス / 栄養分析 / 認知行動療法 / ストレスマネジメント / ストレッサー / 食習慣 / ダイエット / 非機能的信念 / 大学生 / 栄養教育 / 食行動 / DDBS / 青年期 |
研究成果の概要 |
自殺予防や不登校の増加など、思春期のメンタルヘルスの維持や向上に関心が集まっている。学校における適応状態の改善のためには、社会的スキルの獲得や、健康行動に関する知識の更新を目的とした心の健康教育の導入が不可欠であり、そのために必要な心理検査や心理教育用プログラムを整備することが求められている。この研究では、栄養状態や食行動に関連する認知行動的要因の個人差を測定する心理検査や、社会的スキルの測定、ストレス対処時の認知的対処力の尺度を作成した。これらの測定ツールを組み合わせた横断的調査やストレスマネジメントプログラムの介入による効果の検証研究を実施し幅広い改善の手がかりを得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
思春期の若者のメンタルヘルスや自殺防止は社会の大きな課題であり、コミュニケーションスキルの育成やストレス対処能力を強化する心の健康教育プログラムの課題を明らかにすることは社会的な意義が大きい。本研究では、コミュニケーションスキルの学年発達を測定する尺度、ストレス対処時の認知的対処尺度、食行動に影響を与える認知行動的変数の尺度などを開発するとともに、それらを用いた心理教育的介入の実施方法や、思春期メンタルヘルスを改善するために必要な教育課程の配置や学校マネジメントに関する知見を総説にまとめた。コミュニケーションスキルと認知的対処力の育成は重要であり、それらが学校適応に与える影響は大きい。
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