研究課題/領域番号 |
18K03108
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 北海道千歳リハビリテーション大学 |
研究代表者 |
小山 充道 北海道千歳リハビリテーション大学, 健康科学部, 教授 (20170409)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 自分描画法 / 思いの理論 / 対話療法 / 思いの心理療法 / 心理アセスメント |
研究成果の概要 |
課題は自分描画法(SPM)の評価基準の策定とマニュアル作成だった。 過去収集した2,939枚のSPM、追加収集した大学生24名と高齢者30名のSPM、同時に実施したバウムテストを分析対象に加え検討した結果、SPMの評価基準が定まった。 また「自分描画法マニュアル」の執筆を行った。本書は同時に作成したSPMの利用法と実施場面状況の映像を収めたDVDを添付して、2021年に発刊予定となっている。(195字)
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SPMは落書きをヒントに発想され、幼児から高齢者まで3,000人を超える人々が描いた自画像のフィールド研究から生まれた。“思いの理論(小山;2002)”を背景とするが、学術的には未開拓の領域である。SPMでは錯綜した自己像と自分を取り巻く環境との関係が描画に投影されるため、自分という存在に対する気づきが高められる。 “思い”は誰もがもつものであることから、SPMの適用範囲は幼児から高齢者までを含む「すべての人間」と広い。SPMは日本文化に深く根付く“思い”にふれる手法であり,本法を学術的に位置づけることによって、心理療法の幅はよりいっそう拡がると考えられた。
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