研究課題/領域番号 |
18K03123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
守谷 順 関西大学, 社会学部, 准教授 (70707562)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 社交不安 / 不安 / 視覚的イメージ / イメージ訓練 / ワーキングメモリ / イメージ / トレーニング / 認知 / 解釈バイアス / 可視化 / 視覚的注意 |
研究成果の概要 |
人と接する場面(社交場面)を恐れ,他者からの否定的評価を恐れる社交不安者について,彼らが抱く視覚的イメージについて明らかにした。社交不安者は通常,目の前に示された情報をより多く記憶することができるが,不安な状況に陥ると多くを記憶することも,正確な情報を記憶することも困難になる可能性が示唆された。また,社交場面をイメージする際に,その場面を自分の視点からイメージするか,他者の視点に立ってイメージするかで,状況に対する解釈が変わるか検討したが,視点による影響は見られず,社交不安者ほど場面をネガティブにとらえることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社交場面での過度な不安により日常生活に支障をきたす社交不安症は,日本人でも多く見られるため,発症する前段階での予防対策が必然である。状況のネガティブな解釈は,社交不安の中心的な特徴であり,その特徴を改善することが不安の低減に繋がる。今回の結果からは,ネガティブな解釈の低減に対し十分な効果が見られなかったが,イメージ訓練をより効果的に実施することでネガティブな解釈が低減し,不安が低減する可能性が示された。
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