研究課題/領域番号 |
18K03131
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石垣 琢麿 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (70323920)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | うつ病 / メタ認知 / トレーニング / ワークショップ / 研修会 / 臨床研究 / 尺度 / リワーク活動 / メタ認知トレーニング / 認知行動療法 / リワーク |
研究成果の概要 |
2019年2月に石垣・森重監訳/原田訳「うつ病のためのメタ認知トレーニング―解説と実施マニュアル」を金子書房より出版できた(Jelinek et al.(2014)Metakognitives Training bei Depression. Beltz)。また、同年8月には、ドイツ・ハンブルク大学より、D-MCTの開発責任者であるLena Jelinek教授を招聘して、MCT-Jネットワーク主催のワークショップと、日本認知療法・認知行動療法学会での講演会を開催することができた。D-MCT研修会は2020年にもオンラインで開催でき、D-MCTの普及とトレーナーの養成を促進することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本科研費により、臨床家や研究者にD-MCTを周知することができ、実践者(トレーナー)を養成することができた。一方、新型コロナウィルスの蔓延によってリワーク活動自体が縮小されたり中止されたりしたため、D-MCTの効果に関する定量的な実証研究は難しかったが、事例研究は十分可能であった。多くの参加者はおおむねD-MCTの受け入れは良好であり、比較的速やかにD-MCTの理念や方法を理解することが可能であったため、有用性は確認できた。また、特に問題となる悪影響もなく、忍容性も確認できた。この結果から、リワーク活動への導入が可能であり、再発予防にも役立つ可能性が示唆された。
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