研究課題/領域番号 |
18K03132
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 聖学院大学 (2022-2023) 名古屋市立大学 (2020-2021) お茶の水女子大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
伊藤 亜矢子 聖学院大学, 心理福祉学部, 教授 (50271614)
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研究分担者 |
下田 芳幸 佐賀大学, 学校教育学研究科, 准教授 (30510367)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | スクールカウンセリング / コンサルテーション / 養成 / 全校型支援 / 学級風土 / 協働 / スクールカウンセラー養成 / スクールカウンセラー教育 / 国際比較 |
研究成果の概要 |
本研究では、スクールカウンセラー(以下SC)への面接調査と国際比較質問紙調査、学級レベルのコンサルテーション事例の検討、文献調査等から、全校型支援の具体的な展開過程を明らかにし、それを初学者に伝える工夫を得ることを目的とした。その結果、SC間では実際に、個人から組織レベルまで、協働的コンサルテーションも含む多様なコンサルテーションが重視され工夫され、全校型支援が展開されていること、②それらを理論モデルと共に提示することや、全米SCモデルのようにSCの主体的活動を軸に、何をどう考えれば実践できるのかという実践ベースの活動提示などが、全校型支援の具体的方策を伝えるために有効であることが得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
改訂版生徒指導提要でも、教師とスクールカウンセラー(以下SC)の連携や協働が強く求められている。一方で、日本のSCの多くが非常勤の心理職である。心理という個人の内面にアプローチすることは、集団の場で教育を行うことと異なる面がある。短時間で全校的に支援を行うには、学校現場独自のアプローチを学ぶ必要があると考えられるが、現状ではSCに特化した養成コースは少ない。SCが学校で、教師と協働して全校的な支援を進めるための実践的な方略を、国際比較も含めて蓄積し、コンサルテーションを中心に、それらの方略を初学者にわかりよく伝える工夫を検討した点に、本研究の学術的また社会的意義があると考えられる。
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