研究課題/領域番号 |
18K03133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
伊藤 宗親 岐阜大学, 教育学部, 教授 (10282310)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ロールシャッハ法 / 鑑別指標 / 統合失調症 / 自閉アスペルガー症 / パーソナリティ障害 / BPD / 鑑別診断 / ロールシャッハ / ロジスティック回帰分析 / R-PAS |
研究成果の概要 |
複数の臨床群(統合失調症群とパーソナリティ障害群/自閉アスペルガー症群)において,種々のロールシャッハ法における各指標を検討した結果,1) Xu%が統合失調症を他の臨床群から鑑別する力のあること,2) カード6の平凡反応(P)数は,パーソナリティ障害群は他の臨床群より有意に多いこと,つまり,鑑別指標としての価値を有すること,3)その反応に「黒色」(C')が使用されたか否かが,統合失調症と自閉アスペルガー症を鑑別し得る可能性が高いことなどが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統合失調症,自閉スペクトラム症,パーソナリティ障害とを鑑別し得る指標を抽出し得たことで,当初予定していた方法論とは異なりはしたものの,ある程度所期の目的は達成できたと思われる。今回得られた指標は,臨床実践の場において鑑別に困難を極めるケースにおいて,その判断の参考になり得よう。 適切な診断をなすことで,患者に不利益を回避させ,より精度の高い治療を提供できることは,社会的に見ても極めて意義のあることだと思われる。
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