研究課題/領域番号 |
18K03137
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
嶋田 博行 神戸大学, 海事科学研究科, 名誉教授 (50162681)
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研究分担者 |
箱田 裕司 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (50117214)
渡辺 めぐみ 常磐大学, 人間科学部, 准教授 (50726552)
西村 聡生 安田女子大学, 心理学部, 准教授 (60533809)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 臨床心理学 / 臨床検査 / ストループ検査 / ストループ効果 / 認知心理学 / ストループ / 逆ストループ / 選択的注意 / コンフリクト / 逆ストループ効果 / 反応時間分布 / フランカー課題 / 単純選択反応 |
研究成果の概要 |
臨床検査としてのストループ検査を最新の認知実験心理学の成果を踏まえて,検討した.特にわが国で知られている紙媒体の検査で得られている逆ストループ効果がこの検査特有の結果であることを確かめた.内外の研究成果のレビューを通して,逆ストループ効果が,ボーカル反応では得られていないことを確かめた.また最近の認知実験心理学の方法としての反応時間分布分析,特にデルタプロット法を使って詳細に検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストループ効果は認知心理学において,基礎的かつ重要な心理的機能を調べる上で重要な課題である.他方で,臨床検査として,ストループ検査はわが国では逆ストループ効果が得られると一般に知られているが,実験場面では逆ストループ効果は,ごく特殊な場面でしか得られないことが認知心理学では知られている.本研究では,臨床検査として逆ストループ効果が得られている検査が,一般的な口頭反応ではなく特殊な紙媒体の検査でのみ得られていることを明らかにした.細かい反応時間分析を取り入れることにより,詳細に検討が可能になったことで,今後の研究の展開が期待される.
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