研究課題/領域番号 |
18K03139
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岩永 誠 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (40203393)
|
研究分担者 |
福森 絢子 富山県立大学, 看護学部, 講師 (30461354)
大山 真貴子 共立女子大学, 看護学部, 准教授 (10369431)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 過剰適応傾向 / 過剰適応状態 / タイプA行動 / 防衛的悲観主義 / 承認欲求 / テレワーク / ストレス反応 / 職務満足 / 見捨てられ不安 / 評価懸念 / 職業的アイデンティティ / 過剰適応 / 労働ストレス / タイプA行動 / 対処行動 / 仕事負荷 / 職業コミットメント / ストレス関連個人特性 / 対処方略 / 対人援助職 |
研究成果の概要 |
職場の同僚や上司から認められ,見捨てられないようにするために過度に仕事をしてしまうのが過剰適応である。本研究では,過剰適応状態を測定する尺度を新たに開発し,過剰適応傾向やストレス関連個人特性との関連を検討した。また,コロナ禍のテレワークが過剰適応に及ぼす影響も検討した。過剰適応状態は,外発的側面である「他者からの拒否回避」「自己犠牲的労働」,内発的側面である「ワーカホリック」「完璧な仕事遂行」から構成され,見捨てられ不安やコロナによる閉塞感,タイプA行動により促進されることが明らかになった。テレワークによりコミュニケーション不足や被監視感を抱き過剰労働に至ることがわかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,①本研究では過剰適応状態を測定する尺度を新たに開発し,過剰適応状態の評価を可能としたこと,②過剰適応状態を規定するストレス関連個人特性を明らかにしたこと,③コロナ禍によるテレワークが過剰適応に及ぼす影響を検討したこと,である。 社会的意義として,①過剰適応状態に関連する個人特性を明らかにしたことで,過剰労働への陥りやすさを予測することができ,過剰労働防止につなげることが可能,②テレワークはコミュニケーション不足や被監視感が過剰労働を促すことから,テレワーク時のストレスコントロールに結びつけることが可能,をあげることができる。
|