研究課題/領域番号 |
18K03140
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
山崎 勝之 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 特命教授 (50191250)
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研究分担者 |
内田 香奈子 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (70580835)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 自律的セルフ・エスティーム / 他律的セルフ・エスティーム / 潜在連合テスト / 介入プログラム / 小学校高学年児童 / タブレットPC版潜在連合テスト / 児童 / 学校予防教育プログラム / 教育プログラム / セルフ・エスティーム / 潜在連合PC検査 / 学校予防教育 / 非意識 |
研究成果の概要 |
本研究は,適応的なセルフ・エスティーム(SE)である自律的SEについて,測定のための潜在連合テストと育成のための介入プログラムの開発を行った。 対象は小学校高学年で,潜在連合テストはタブレットPCを使用して開発し,信頼性と妥当性を確認した。介入プログラムは,TOP SELFと呼ばれるプログラム群中の自己信頼心(自信)の育成プログラムをもとに,理論背景や動機づけを高める方法を踏襲しながら,自律的SEの非意識性に適合した目標の構成と実施する教師への負担の少ない教育方法を確立した。その後効果評価研究に進み,このプログラムが自律的SEを高め,他律的SEを低める効果を有することを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,これまでの教育や研究界におけるセルフ・エスティーム(SE)の概念を改訂して誕生した自律的SEについて,必要な測定法や介入方法を開発した。測定法は自動集計できるタブレットPC版とし,自律と他律のSEを同時測定でき,信頼性と妥当性を確認の上完成した。また,自律的SEの育成方法では,子どもたちを引きつけ,実施者の実施負担を極力軽減し,普及性の高いプログラムに仕上がった。 こうして,学校においては子どもたちの健康や適応のために重視されているSE(自尊感情,自己肯定感)について,その扱いを間違えることがないように,新たな概念に加えてその測定法や教育方法を提供できたことに社会的意義がある。
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