研究課題/領域番号 |
18K03166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2020-2021) 東京都立小児総合医療センター(臨床研究部) (2018-2019) |
研究代表者 |
荻野 和雄 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 児童・予防精神医学研究部, 研究生 (90762237)
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研究分担者 |
須山 聡 北海道大学, 大学病院, 特任助教 (70758581)
大岡 美奈子 東邦大学, 医学部, 助教 (70824069)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ADHD / イラスト / 自己理解 / アプリ / 学童期 / 子ども / 発達障害 / 注意欠如多動症 / 注意欠如・多動性障害 / 児童 |
研究成果の概要 |
注意欠如多動症(ADHD)児への口頭での診察や文字のみの質問紙では、自身の症状について本人がうまく表出できず、また自己理解が進まないこともしばしばである。このことへの配慮は子どもの権利や自己決定を尊重する観点から重要である。 以前の研究で、ADHD症状を描いた独自の絵本式イラストツール『エディとハーディの一日』を作成し、実行可能性と信頼性を確認した。 本研究では、それらをWEBで利用できるようにし、またiOS版とAndroid版のアプリの製作も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学童期においては症状の自己評価が難しいため、保護者や教師等の他者のみの評価に基づいてADHD症状の有無や程度を判断していることが時に見受けられる。このことは本人不在となる危険性があり課題がある。 以前の研究で、イラストを用いた絵本式の自己理解ツールを作成し、実際の児童に使用したところ、症状の自己理解が促進されることが示唆された。 今回の研究により、オンラインやアプリなどで広く利用できることになったことは、より多くのADHD児の自己理解が促される機会が増える可能性があり、意義は大きいと考えている。
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