研究課題/領域番号 |
18K03179
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
十河 宏行 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (90359795)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | electrooculography / eye movement / blink / 眼球運動 / アイトラッカー / 長時間連続計測 |
研究成果の概要 |
眼球運動は注意などの脳機能の非侵襲的な指標として有効である。眼球運動測定の応用には日常的な状況で長時間連続的に測定する技術が不可欠だが、この用途に適した測定法である眼電図では、視線を移動させる眼球運動とまばたきの判別が困難である。本研究では、独立成分分析、決定木、多重解像度解析、ニューラルネット(以下NN)を用いて眼電図波形から視線移動の眼球運動とまばたきの判別を試みた。その結果、多重解像度解析とNNの併用で高い判別成績が得られたが、測定ノイズにより成績が低下するという課題も確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
眼球運動研究の成果を応用するためには、応用場面で眼球運動測定が容易に行えるようになる必要がある。しかし、多くの測定装置は非常に高価であったり、頭部運動を制限する必要があったり、短時間しか測定できないなどの問題がある。本研究で用いた眼電図はこれらの問題を克服できる可能性を持つ測定法だが、視線移動のための眼球運動とまばたきの判別が難しいという大きな問題がある。本研究で検討した眼電図からの視線移動運動とまばたきの判別法は、応用場面で実用可能な眼電図装置の開発につながることが期待される。
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