研究課題/領域番号 |
18K03181
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
山下 利之 東京都立大学, 人文科学研究科, 客員教授 (90191288)
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研究分担者 |
山際 勇一郎 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (00230342)
笠松 慶子 東京都立大学, システムデザイン学部, 教授 (90296385)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 企業ロゴ / ビジュアル・アイデンティティ / ロゴタイプ / ロゴマーク / ラフ集合分析 / 質的比較分析 / グローバル企業 / ローカル展開 / ハラルマーク / ファジィ質的比較分析 / ブール代数分析 / 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
近年の急速なグローバル化に応じて,日本においても企業名の変更,企業ロゴや商品ロゴのアルファベット表記が急速に進んできた.しかし,グローバル企業のロゴタイプにおいても,その国,地域の言語を用いているものも少なくない.本研究においては,中東においてグローバル企業がアラビア語のロゴタイプを用いている事例の調査を行い,グローバル企業における企業ロゴによるローカル戦略の有効性を例証した. 企業ロゴの言語及び言語以外の属性(ロゴマークの有無,色彩など)を加えたラフ集合分析,質的比較分析を行った結果,ロゴタイプの影響が最も大きいことが示され,ロゴタイプを中心としてデザインを構成することの有効性を示唆した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会や市場に企業の存在価値を示し,消費者の心をつかむ企業戦略であるコーポレート・アイデンティティ(CI)の重要な構成要素がビジュアル・アイデンティティ(VI)であり,VIの最も伝統的で重要なものの一つが企業ロゴである.本研究はグローバル企業の企業ロゴに着目して,特定の国や地域におけるロゴタイプにそこで使用されている言語を用いることの心理的効果を調べることによって,グローバル企業のローカル戦略の有効性を例証した.本研究結果は日本企業におけるローカル戦略にも多くの示唆を与える.
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