研究課題/領域番号 |
18K03183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
福田 恭介 福岡県立大学, 人間社会学部, 特任教授 (30173347)
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研究分担者 |
吉岡 和子 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (30448815)
早見 武人 北九州市立大学, 自然科学研究科, 准教授 (60364113)
志堂寺 和則 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (50243853)
松尾 太加志 北九州市立大学, 学長 (70229425)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | Go/No-Go課題 / 瞬目の発生と抑制 / ワーキングメモリー / 行動実行と行動抑制 / 発達障害 / 瞬目 / 瞬目抑制・発生 / 予期 / 発達障害児 / 瞬目時間分布 / 瞬目抑制タイミング / 瞬目発生タイミング |
研究成果の概要 |
瞬目は課題終了に同期し課題直前で抑制される。児童は成人に比べてGo・No-Go課題の成績低下が予想される。しかし,その際の瞬目発生と抑制については明らかにされていない。本研究では, Go/No-Go時の瞬目発生について,定型発達児TDC群,発達障害児DDC群および成人ADP群で検討した。その結果,どの群においても, Go条件の瞬目率がNo-Go条件より高かった。刺激呈示から次の試行までの2.5秒間において,ADP群では瞬目抑制が早めに始まったのに対し,TDC群・DDC群では抑制の程度が小さかった。これらのことから,瞬目発生と抑制は発達とともに顕著になることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
課題を終えると瞬目発生と課題直前では瞬目抑制が見られ,このことが人の発達と関連していることが示された。すなわち,認知過程の予期・処理は瞬目抑制,認知処理の終了は瞬目発生を引き起こすのである。瞬目は離れたところからでも撮影して記録できるので,人の認知過程だけでなく子どもの発達のようすを簡便に探るための重要な手がかりになることが期待される。
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