研究課題/領域番号 |
18K03188
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
福澤 一吉 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (00156762)
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研究分担者 |
板口 典弘 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 訪問研究員 (50706637)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 運動学習 / 視覚運動順応 / 認知神経心理学 / 脳損傷患者 / リハビリテーション / 運動 / 順応 / リハビリ / 患者 |
研究成果の概要 |
本研究では,柔軟なヒト運動制御を支える脳内の運動内部モデルについて,それを獲得する過程を明らかにすることを目的とした。 健常若年者および健常高齢者に加え,小脳損傷患者・頭頂葉損傷患者・パーキンソン病患者を研究対象に行動実験を実施した結果,先行研究において新規な内部モデルの獲得を間接的に示す行動指標であると考えられてきたアフターエフェクトは,運動学習の進行に伴い,経時的に減少することが明らかになった。この結果から,アフターエフェクトは内部モデルの獲得後にもなお続く運動学習の過程,すなわち複数の内部モデルの切り替えが上達していく過程をも示す指標であるということが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の知見は,順応と学習が連続的に発展していくプロセスであり,このプロセスが行動指標に経時的に反映されることを支持する。本研究は,目視することができない運動学習の内的な過程を,定量的に計測可能な運動エラーに基づいて評価することができることを改めて明らかにした。アフターエフェクトという指標を断続的に計測することで内部モデルの獲得過程のみならず内部モデル切り替え能力の獲得過程をも評価できることを示唆した本研究の知見は,臨床現場における運動障害の改善傾向を簡易かつ分かりやすい方法で定量的に評価する手法の提案につながると考えられる。
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