研究成果の概要 |
g を複素簡約リー代数、pをその放物型部分代数とし V_1, V_2 をpの有限次元既約表現とする。M_1, M_2 をそれぞれ V_1, V_2からgへの誘導表現(つまり一般化バルマ加群)としたときM_1からM_2への準同型の空間の次元がV_1の次元とV_2の次元の積で上から抑えられることを示した。この評価は V_1, V_2を定める一般化バルマ加群のパラメーターに依存しているが、移送原理など既存の一般論を組み合わせると特定の有限個のパラメータを参照すればよく、任意の一般化バルマ加群の間の準同型のなす空間の次元の(g, p)のみに依存する上からの評価が得られる。
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