研究課題/領域番号 |
18K03345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分12010:基礎解析学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
勝良 健史 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (50513298)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 作用素環 / C*環 / 力学系 / 非可換幾何 / 集合論 |
研究実績の概要 |
今年度は,有限T0空間上のC*環の解析に関する研究に進展があった.具体的には,アコーディオン空間ではないがそれに近いある有限T0空間に対して,MeyerとNestが提唱するような方法でfiltrated K群に新しい不変量を加えたとき,新たに得られた不変量の中の群準同型の合成の計算を細部に渡って行うことができた.来年度は,この計算をもとに上記の有限T0空間に対して,新たに得られた不変量の生成元に関する予想を解きたいと考えている. また,Renaultにより導入されたSingly Generated Dynamical Systemから作られるC*環のイデアル構造に関しての結果を得て,論文にまとめて昨年度投稿していたがその論文が雑誌に掲載されることが決定した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は,新たに得られた結果はあったが,それを論文にまとめるところまでは至らなかった.また,今年度得た結果や昨年度までに論文にまとめた結果などを研究集会で発表する機会も残念ながらなかった.しかし,研究に進展はあったので,来年度以降それを論文にまとめていきたいと思う.
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今後の研究の推進方策 |
今年度得られた有限T0空間上のC*環の解析に関する結果をもとに,アコーディオン空間ではない空間に対するfiltrated K群を拡張した不変量の生成元に関する予想を解き,その結果を論文にまとめたいと考えている.また,この結果やこれまで得た結果を国内や海外での研究集会で発表を行う予定である.
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