研究課題/領域番号 |
18K03449
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分13010:数理物理および物性基礎関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 / 感染接触項 / 非平衡相転移 / 頑健性 / 安定性 / 社会・経済系 / Wikipedia / 土壌微生物群集 / 開放系 / 系の頑健性 / 統計物理学 / 複雑ネットワーク / 開放系・進化系 |
研究成果の概要 |
本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広義の生態系の特徴についての再考を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現実の大規模な系の多く(狭義の生態系のみならず生体系、社会・経済システム、工学システム等)は、構成要素の追加と消滅のプロセスにさらされている「開放進化系」であるので、その頑健性についての普遍な性質についての理解を深める事ができたことは意義深い。実際、モデリングにおける理論面での進展に加え、人-人の接触項や Wikipedia での編集者-記事関係などの個別の系の解析における結果は、それぞれの系へのより良い介入の仕方を与えるものともなった。
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