研究課題/領域番号 |
18K03509
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
阿部 聡 金沢大学, 数物科学系, 教授 (60251914)
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研究分担者 |
松本 宏一 金沢大学, 数物科学系, 教授 (10219496)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 低温物性 / 多重極限 / 四極子 / 極低温強磁場 / 超低温高磁場 / 超低温強磁場 / 強相関 |
研究成果の概要 |
希土類原子が対称性の高いサイトに位置しΓ3非磁性二重項電子基底状態を持つ希土類カゴ状物質の磁気基底状態を明らかにするため,極低温高磁場環境下において,キャパシタンス法による熱膨張・磁気歪測定を行った。その結果,反強磁性秩序と四極子秩序の共存,反強四極子秩序状態での核磁気秩序,反強四極子秩序相内部での磁場による状態変化,反強四極子秩序状態での超伝導状態など,四極子秩序状態における新規な現象の可能性を明らかにした。また,四極子秩序の磁場方向・結晶軸に磁気異方性測定に必要なローテータを用いた磁場角度分解歪測定装置の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来は約50mK程度までに限られていた希土類金属間化合物の磁場中物性精密測定を,本研究では10mK以下まで拡張することにより,極低温高磁場多重環境における四極子秩序に起因する多彩な基底状態の新たな展開を行った。詳細な解明はまだ十分ではないが,四極子秩序状態における核磁気秩序や超伝導状態の出現,磁場による四極子秩序状態の状態変化など,新たな可能性を示した点は極めて学術的意義が大きく,新物質の探索への発展が期待され社会的意義も大きい。
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