研究課題/領域番号 |
18K03561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分13040:生物物理、化学物理およびソフトマターの物理関連
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
宮崎 淳 和歌山大学, システム工学部, 講師 (50467502)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 光熱変換顕微鏡 / 生細胞イメージング / 熱伝導 / ミトコンドリア / ミクロ熱物性 / 無標識イメージング / リソソーム / 光熱変換顕微計測法 / 熱物性計測 / 極微スケール熱伝導 / 生細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では細胞内という微小な空間を対象に、光熱変換顕微鏡を基盤とする熱伝導計測法を確立し、細胞の熱と機能との関係,及び細胞内の温度不均一の原因について理解を目指した。 具体的な研究項目として、光熱変換顕微鏡により細胞内のミトコンドリアを高感度・高品質にイメージングするための新たな光検出器、および測定光学系に関する技術開発を行った。さらに、新たに提案した同時多周波数計測法の有効性とその問題点を明らかにした。またミトコンドリアの選択的計測に向けた培養条件の検討、および2波長光熱イメージングによる細胞器官の分割・識別を行い、ミトコンドリア近傍の熱伝導率計測に関する実験を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん細胞などの病態細胞では亢進した熱発生があること、細胞活性に依存して熱伝導率が変化することが報告されており、本研究で開発した熱物性計測法は新規診断,治療法の開発に貢献すると期待できる。さらにナノテクノロジーを基盤とするマイクロマシン、ナノマシンの高効率・高速動作にはまさつの制御と熱散逸過程の把握がキーポイントとなり、本研究で提案したミクロな熱物性測定法はその実現に貢献できる。
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