研究課題/領域番号 |
18K03625
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
杉山 弘晃 富山県立大学, 工学部, 准教授 (50548724)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ニュートリノ質量 / レプトンフレーバーの破れ / 素粒子論 / レプトン数 / ニュートリノ |
研究成果の概要 |
ニュートリノの微小質量の生成機構について新物理模型の詳細になるべく依らないように分類した先行研究を活用し、ニュートリノがマヨラナ型と呼ばれる質量を持たないような新物理模型を構築した。ある粒子崩壊過程は、ニュートリノがマヨラナ型質量を持つ新物理模型の場合には基本的に観測が期待できないほどに抑制されているが、本研究で構築した模型ではその抑制を免れ得ることを具体的に示した。また、先行研究における新物理模型の分類の方針を踏襲しつつ、より幅広く活用できるようにクォークの寄与も含めた模型を分類する方法を探求した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ニュートリノがマヨラナ型質量を持つ場合には、レプトン数という物理量が非保存量になる。レプトン数が非保存量であることは、レプトン数を変化させる「ニュートリノを放出しないない二重ベータ崩壊」の探索によって確認が目指されている。本研究では逆に、ニュートリノがマヨラナ型質量を持たない場合にのみ観測が期待できるような反応過程を提示したため、レプトン数が保存量であることの確認可能性を示したことになる。また、「ニュートリノを放出しない二重ベータ崩壊」以外のレプトン数を変化させる反応過程を探求・活用するために、クォークが寄与するニュートリノ質量生成機構の分類を推し進めることは重要である。
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