研究課題/領域番号 |
18K03635
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 北海道大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
堀内 渉 大阪公立大学, 大学院理学研究科, 准教授 (00612186)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 原子核構造 / 原子核反応 / 核力・3体力 / 宇宙核物理 / 3体力 / 第一原理計算 / 陽子弾性散乱 / クラスター構造 / 原子核応答 / 宇宙核反応 / 3体力 / 原子核第一原理計算 / 3核子力 |
研究成果の概要 |
私たちの宇宙にある元素の合成過程において、恒星内での原子核反応は重要な役割を成すことが知られていますが、反応率が極端に小さいため、実験による検出が難しく、系統的な反応率の評価は理論計算に頼らざるを得ません。本研究では基本的相互作用から始めた原子核構造の記述、原子核反応による実際の観測量の評価を様々なアプローチによって行い、実験値との比較と共に、実験困難な宇宙環境下での原子核構造変化の予測を行いました。本研究によって得られた知見は、宇宙核反応への応用に直接つながる実践的なもので、今後のさらなる発展が期待されます。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
原子核の第一原理的記述は現在の原子核物理学の中心的課題の一つあり、原子核物理学の長年の夢でもあります。そのような計算の実行には多数の困難があり、散乱(非束縛)状態が関与する観測量への適用は未だ限られた例にしか行われていないのが現状です。本研究は日本発の第一原理的な原子核研究法を確立を目指したものです。この枠組みは多粒子系に一般な計算法であることから、冷却原子系、ハイパー原子核、そしてハドロン系の解析等、近隣分野への応用も大いに期待できます。
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