研究課題/領域番号 |
18K03636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
升井 洋志 北見工業大学, 工学部, 教授 (30396345)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 不安定核 / 連続状態 / テンソル相互作用 / 対相関 / テンソル相関 / Anti-Halo / 中性子-中性子相関 / 連続状態相関 / Halo構造 / クラスター / 非束縛状態 / 陽子中性子相関 / テンソル力 / 核子対相関 |
研究成果の概要 |
原子核における核子対相関と非束縛状態が核構造の多様性に対する寄与を(1)陽子-中性子相関におけるテンソル力の影響が非束縛状態の構造依存性、(2)中性子-中性子相関が核構造に与える影響、(3)連続状態の構造変化への関わり、の3つの側面から研究を進めた。Cluster-Orbital Shell Modelアプローチにより、(1)については18F、 42Sc、58Cuにおけるテンソル力とエネルギー準位の関係、(2)については31FのAnti-Halo構造形成、(3)については炭素同位体における連続状態の寄与、という切り口から詳細に解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不安定核の構造を、三体模型の枠組みにおいてCluster-Orbital Shell Model(COSM)にGauss基底(GEM)を適用して詳細に解析した。本研究では中性子-中性子対、陽子-中性子対のいずれの場合においても、三体の束縛状態の構造の鍵を握るのがコア核からくる連続状態の変化であることを示した。この切り口は、我々のアプローチ(COSM+GEM)を用いることが重要であり、他の平均場的アプローチ等においては議論が難しい。さらに、データサイエンス的アプローチを用いてパラメータの妥当性を議論していたことから、他分野における研究遂行の指針づくりに大いなる寄与があったと考えられる。
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