研究課題/領域番号 |
18K03648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 岩手大学 (2019-2021) 大阪大学 (2018) |
研究代表者 |
馬渡 健太郎 岩手大学, 教育学部, 准教授 (90814096)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ヒッグス粒子 / 素粒子標準理論を超える物理 / LHC / ILC / 有効場理論 / 精密計算 / ヘリシティー振幅 / 暗黒物質 / 拡張ヒッグス模型 / 素粒子標準模型を超える物理 / ヒッグス粒子の崩壊 / 付加的ヒッグス粒子の生成 / 超対称性模型 / ヒッグス粒子の生成 / 新物理 |
研究成果の概要 |
本研究は、2012年に欧州のLHC実験で発見されたヒッグス粒子とその相互作用に着目し、素粒子標準理論を超える物理の探究を行った。今後ILC実験等のヒッグス精密測定において、有効場理論を用いた解析により素粒子標準理論の予言からのズレが観測された場合を想定し、拡張ヒッグス模型においてどの程度のズレが予言されるかを系統的に調べた。
また、高エネルギー実験における散乱振幅の新しい計算手法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2012年に発見された新粒子は、その後の実験データの蓄積と解析により素粒子標準理論が予言するヒッグス粒子と矛盾が無いことが徐々に明らかになってきた。一方、標準理論は、階層性問題、暗黒物質の存在をはじめとし多くの未解決問題を含むことも知られており、見つかった粒子が真に標準理論の予言するヒッグス粒子なのか、それとも標準理論を超える物理から予言されるものかを理論的、実験的に検証することが最重要課題となっている。本研究は様々な模型について将来実験での検証可能性を包括的に吟味した重要な研究である。 また我々が提案した新たな計算手法により、数値シミュレーションの精度、速度の向上が得られ大きな貢献となった。
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