研究課題/領域番号 |
18K03649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
坂本 眞人 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (30183817)
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研究分担者 |
藤本 教寛 大分工業高等専門学校, 一般科理系, 准教授 (40732946)
竹永 和典 熊本保健科学大学, 保健科学部, 教授 (50379294)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 標準模型 / 余剰次元 / 場の量子論 / クォーク・レプトン / 世代数問題 / 質量階層性問題 / 世代混合問題 / 量子グラフ / トポロジカル物性 / AZ対称類 / オービフォールド / 指数定理 / 渦度 / 特異点 / ベリー位相 / モノポール / インスタントン / カシミアエネルギー / 質量階層性 / カシミヤエネルギー / クォークとレプトン / 世代構造 |
研究成果の概要 |
素粒子標準模型におけるクォーク・レプトンに関する残された謎として、「世代数問題」「質量階層性問題」「世代混合問題」がある。これらを統一的に解決する有力な模型として、余剰次元模型がある。余剰次元模型とは、4次元時空以外に余分な空間(余剰次元)をもつ理論のことで、余剰次元はそのサイズがあまりに小さいため、観測にかかっていないというものである。我々は余剰次元として、1次元量子グラフをもつ余剰次元模型を考察し、上に述べた問題の解決が可能であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
素粒子標準模型は、ヒッグス粒子の発見にともなって、我々の宇宙を支配する(現時点における)最も基本的な理論としての地位を確かなものとした。しかし、標準模型には様々な謎/問題が残されており、標準模型が最終理論だとは考えられていない。多くの素粒子物理学者は標準模型を越えた理論が存在すると考えており、その理論を明らかにすることが、素粒子物理学者の次の使命である。標準模型を越えた理論の候補はいくつかあるが、そのうちの1つに余剰次元模型がある。余剰次元模型は、弦理論の低エネルギー領域での有効理論と考えられており、我々は余剰次元模型の観点から、標準模型に残された問題の解決を目指した研究を行っている。
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