研究課題/領域番号 |
18K03676
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
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研究機関 | 神戸常盤大学 (2020-2022) 大阪大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
高久 圭二 神戸常盤大学, 保健科学部, 教授 (30263338)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 三体力 / ファデーエフ法 / ミューオン / 3He / ホススイッチ / ミュオン / CsI(Tl) / ホススイッチタイプ / LYSO / ZnS(Ag) / Pulse Shape / ヘリウムスリー |
研究成果の概要 |
大強度連続ミューオン発生装置MuSICにより、散乱状態の3体力が顕著に現れる、放出重陽子のエネルギーが8MeVから20MeVのエネルギー領域における実験を行うため、陽子と重陽子の粒子識別が可能で、エネルギーが測定できるCsI(Tl)検出器の開発を行った。また、J-PARCでのパルスビームによるパルス幅の短い粒子識別可能な検出器の開発も行いLYSO+ZnS(Ag)によるホススイッチタイプの検出器の開発を行った。ZnS(Ag)をΔE検出器として、パルスシェイプによりΔEとE成分を分けて粒子識別するシステムである。検出器の開発により、特許を申請し、特許査定が通った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多体系である原子核を核子間に働く核力から理解するためには、核子-核子間の二体力だけでは十分でなく3つの核子が関与する三体力を考える必要があることがわかっている。3体系以上の原子核に用いるためには、ファデーエフ法はクーロン力を取り入れることができないので、クーロン力が関与しない系の散乱実験を説明可能な三体力の詳細な情報が必要となる。本研究では、3Heのミューオン捕獲反応μ-+3He→dnνμにより、クーロン力の関与しない散乱状態における三体力の寄与を求める。3体力が顕著に現れる、放出重陽子のエネルギーが8MeVから20MeVのエネルギー領域の測定を初めて行うことができる検出器系の開発に成功した。
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