研究課題/領域番号 |
18K03690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
板 由房 東北大学, 理学研究科, 助教 (30392814)
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研究分担者 |
筒井 寛典 国立天文台, ハワイ観測所, 技術員 (20647383)
市川 隆 東北大学, 理学研究科, 名誉教授 (80212992)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 近赤外 / 小口径望遠鏡 / 変光星 / 測光 / 距離指標 / モニター観測 / 赤外線 / 明るい星 / 測光カタログ / 赤外 / 小型望遠鏡 / 銀河面 |
研究成果の概要 |
望遠鏡の大型化と観測装置の高感度化の結果、明るい星は飽和の問題から逆に観測が難しくなった。明るい星は、より光子を必要とする詳細な観測(高分散分光等)が容易にでき、紫外、赤外、電波といった、観測装置の感度がさほど良くない波長でも観測データを得られるため、本来は最重要の研究対象であるはずだが、実は最も基本的なデータである赤外での明るさが高精度で決められていなかった。そこで我々は明るい星を赤外で観測する事に特化した超小口径望遠鏡を開発した。この望遠鏡を用いて観測を行い、銀河面に存在する明るい星の赤外での明るさをこれまでにない高精度で決定した他、明るさの時間変動を捉える事にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで存在しなかった高精度赤外測光データを得て、その結果をカタログにして発表する事で、今後多くの研究者がこのカタログを使って研究を行うことができるようになる。また、これまでにない規模で明るい星の明るさが時間変動する様子を捉えたデータは、現在も観測を続けているGAIA衛星による測距データと組み合わせる事によって、宇宙の距離を決めるための「物差し」を作る事にもつながる。
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