研究課題/領域番号 |
18K03724
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17010:宇宙惑星科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
亀山 真典 愛媛大学, 地球深部ダイナミクス研究センター, 教授 (70344299)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 太陽系外地球型惑星 / マントル対流 / 数値シミュレーション / 断熱圧縮 / スーパー地球 |
研究成果の概要 |
大きさや平均組成の異なる多様な地球型惑星のマントルダイナミクスの整合的な理解を目指して、数値シミュレーションによる検討を行った。地球質量と比べて約4倍以上の質量をもつ地球型惑星では、断熱圧縮がマントルの対流様式に大きく影響を及ぼすことを見出した。さらに、対流容器たるマントルの「まるい」形状によって断熱圧縮の効果の強さは変化するものの、特に地球の10倍の質量を持つ惑星内では、強い断熱圧縮の効果と物性 (粘性率、熱伝導率など) の空間変化との相互作用によって「深部成層圏」とでもいうべき温度の安定成層で特徴づけられる構造がマントルの最深部に発達する可能性があることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
太陽系外地球型惑星の発見によって、太陽系内には存在しえない大きさ・平均組成をもつ地球型惑星を想定した研究の現実味だけでなく、「地球のほかに生命を宿す星があるか?」という宇宙生物学的な興味もが高められた。多様な地球型惑星のマントル対流の様相を調べることは、固体地球物理学の観点からこの問いに答えることとなる。なぜならマントルのダイナミクスは惑星表層のテクトニクスを支配すると同時に、その下にある金属核の冷却過程やダイナモ作用にも影響することにより、その惑星の表層環境が生命の発生・維持に適しているかを規定することになるからである。
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