研究課題/領域番号 |
18K03763
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17030:地球人間圏科学関連
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
堂満 華子 滋賀県立大学, 環境科学部, 准教授 (70397206)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | セタシジミ / 成長線解析 / 酸素同位体比分析 / 完新世 / 貝殻 / 成長線 / 酸素同位体比 |
研究成果の概要 |
本研究では,湖沼古水温の定量的復元法の開発を目的とし,琵琶湖産現生セタシジミの殻の成長線観察と酸素同位体比分析をおこなった.その結果,セタシジミ個体の成長の履歴や当時の環境情報はその殻の断面に成長線として記録されることが明らかとなった.また,セタシジミの殻の酸素同位体比からその個体の生息時の水温を復元する式の作成に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
陸域の温度指標が限られるなか,琵琶湖の表層水温は気温の変化に同調することから,過去の琵琶湖の表層水温の変動記録は当時の内陸部の気温変動を推定する有力な手がかりになると期待される.本研究で開発した水温換算式によって琵琶湖の表層水温を高分解能で定量的に復元することが可能となったことから,今後,琵琶湖の環境変遷史に加え,日本列島の気候記録,とくに気温について新たな知見を得られる可能性がある.
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