研究課題
基盤研究(C)
道東沿岸地域には我が国には珍しい現在も活動的なバリアー砂堆が多数認められる.それらは17世紀の地震よって隆起し,その後現在まで沈降し続けていることが明らかとなっている.この問題の解決の糸口として,別当賀湿原,十勝海岸のホロカヤントー,キナシベツ湿原において,地震隆起したバリアー砂堆を特定することを試みた.その結果,隆起量は地域によって大きく異なり0.4から1.7 m以上であること,特に白糠丘陵地域が顕著に隆起していること,の2点が明確となった.
道東沿岸地域の別当賀湿原,十勝海岸のホロカヤントー,キナシベツ湿原において,17世紀地震によって離水したバリアー砂堆を特定することを試みた.その結果,隆起量は地域によって大きく異なり0.4から1.7 m以上であること,特に白糠丘陵地域が隆起していること,等が明確となった.この事実から,千島海溝において超巨大地震(17世紀型)が発生する際に,まず地震に連動して前弧スリーバーの西進し,これに伴い白糠丘陵や日高山脈が隆起する地震テクトニクスが示唆された.
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