研究課題/領域番号 |
18K03774
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17040:固体地球科学関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
島田 誠一 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任研究員 (90360370)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 上下成分観測 / GNSS / 経験的位相特性モデル / 観測精度向上 / GEONET / GNSS精密測位 / 上下成分座標値解 / 経験的位相特性 / GNSS連続観測 / GEONET観測網 / Gelileo衛星 / 上下成分 |
研究成果の概要 |
従来GNSS観測による上下成分解析では精度を10mmより向上させることは困難であった.このため,GEONET点の観測データの解析により,各観測点の位相残差をスタッキングして位相残差マップを作成し,各観測点のアンテナ毎の位相特性モデルを作成した.この位相特性モデルを用いて,関東地方及び新潟地方のこの期間の観測データの再解析を行い,上下成分座標値の座標値再現性と解析精度を評価した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙測地観測において,世界中どこでも容易に高精度測位が行えるGNSS観測は,ITRF realizationという現代測地学の中核を背負っており,上下成分の観測精度向上は,世界的なheight datumの確立に寄与して,時間変動する地球の形を高精度に明らかにする測地学の根幹に寄与する. 測量技術においては,系統誤差が大きく精度の限界も明かな水準測量に代わるGNSS測量を用いた高さ測定技術を開発することが最大の課題となっている.経験的位相特性と,それによって明らかになる低仰角衛星利用による精度向上の概要を明らかにすることは,GNSS水準測定技術の開発に貢献し喫緊の測量技術開発に寄与する.
|