研究課題/領域番号 |
18K03809
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17040:固体地球科学関連
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研究機関 | 気象庁気象研究所 (2020-2021) 国立研究開発法人防災科学技術研究所 (2018-2019) |
研究代表者 |
野田 朱美 気象庁気象研究所, 地震津波研究部, 研究官 (80793992)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 地殻内地震 / 歪みエネルギー / GNSS / 2016年熊本地震 / 地震シナリオ / 地殻変動 / 内陸地震 / 非弾性歪み / 新潟-神戸変形集中帯 / 地殻内応力 / GNSS観測データ / 弾性・非弾性歪み / 地殻内応力蓄積 / 弾性・非弾性歪みの分離 / せん断歪みエネルギー / 西南日本 |
研究成果の概要 |
地震発生メカニズムを理解するためには地殻内の応力蓄積状況を知ることが重要だが,その実現には課題が残されている.本研究課題では応力蓄積推定のための重要な基礎理論である弾性・非弾性歪み解析手法に関して,推定精度を向上するための改良を加えた.また,応力蓄積・解放を表す指標としてせん断歪みエネルギー変化が有効な物理量であることを理論的に示し,観測データから推定されたせん断歪みエネルギー変化が地震活動と有意に関係することを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地殻内地震の発生予測は,これまで活断層調査等に基づいた過去の地震発生履歴という経験的情報に依存してきたが,経験のない地震を予測することはできなかった.それに対し,地震発生の物理モデルが明らかになれば,それに基づいて未知の地震イベントを予測することが可能となる.本研究課題では,測地データや地震データという活断層とは全く独立の情報に基づく物理モデルによって地殻内地震の発生を理解することを目指して,観測データから応力蓄積を推定するための解析手法の改良,応力蓄積を表す新たな指標の提案を行った.
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