研究課題/領域番号 |
18K03821
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17050:地球生命科学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
高橋 修 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20242232)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 放散虫 / 共生藻 / 渦鞭毛藻 / 緑藻 / ゲノム / シリカ / バイオミネラリゼーション / Zooxanthella / Symbiodinium / 分子系統解析 / 超薄切片観察 / 共生藻類 / ハプト藻 / ゲノムデータ / 種特異性 / 共生体 / シリカ骨殻 / 遊走子 / 被殻 / 硫酸ストロンチウム / 系統進化 |
研究成果の概要 |
複数の放散虫種において大量の遊走子細胞を回収し,数種の放散虫においてゲノムデータを取得することに成功した.同時に,それぞれの放散虫種に共生する共生藻についての検討も行ない,共生渦鞭毛藻1種(Zooxanthella nutricula)および緑藻に属する新規の共生体2種の同定をおこなうことができた.未同定の緑藻共生体に関して,現在のところ,それらのうちのひとつは,ピコサイズの緑藻で,これまで記載されていないものと判明し,特異的に放散虫に共生する種と考えられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海洋原生生物放散虫とそれに共生する共生藻の形態および分子系統学的な検討を行った.本研究により,①放散虫は種ごとに決まった種類の共生藻を後生的に獲得すること,②ひとつの放散虫には複数の種の共生藻は存在しないこと,③海域ごとに保持する共生藻は異なることが明らかになった,また,海洋原生生物放散虫とそれに共生する共生体のゲノム解析を行い,放散虫のバイオミネラリゼーションやその起源についての検討を行った.これらのことから,放散虫から共生体への,あるいは共生体から放散虫への遺伝子水平伝播の可能性を考察した.
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