研究課題/領域番号 |
18K03842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18010:材料力学および機械材料関連
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
境 英一 秋田県立大学, システム科学技術学部, 助教 (70581289)
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研究分担者 |
きゅう 建輝 秋田県立大学, システム科学技術学部, 教授 (40244511)
伊藤 一志 秋田県立大学, システム科学技術学部, 准教授 (30507116)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 接合 / 複合材料 / 中間層 / 熱可塑性樹脂 / アルミニウム / 材料設計 |
研究成果の概要 |
本研究では,機能性中間層とポーラス被膜を用いた新しい熱溶着接合法により,高い接合強度と耐久性を示す金属‐プラスチック接合体を開発することを目的とし,その優れた接合性が発現するメカニズムの解明に取り組んだ.結果として,有効な機能性中間層の作製条件とポーラス被膜の生成条件が明らかとなり,最大接合強度を得るための接合条件も分かった.さらに,樹脂のポーラス被膜中の細孔内への侵入によるアンカー効果の発現は,細孔のサイズよりも細孔の深さに強く依存するというメカニズムが分かった.今後のさらなる検討により,強度ならびに耐久性の高い異材接合体を実現できると思われる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で確立された技術は,物性差を緩和する機能性中間層とナノオーダーのポーラス被膜により金属‐プラスチック接合を実現する独創的で新しい技術であり,難易度の高い異材接合を実現する点において学術的意義が大きい.また,その技術開発に伴い,異材接合体の強度・耐久性発現メカニズムを明らかにしている点で学術的に価値があると思われる.近年,輸送機や電子機器の部品は小型化・軽量化が望まれており,適材適所に樹脂を配置するために異材接合技術の高度化が要求されており,本技術はそれに資するものと思われる.
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