研究課題/領域番号 |
18K03849
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18010:材料力学および機械材料関連
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
岸本 喜直 東京都市大学, 理工学部, 准教授 (20581789)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 機械材料・材料力学 / 逆問題 / マルチマテリアル / マルチスケール / マルチフィジックス / データ同化 / 界面剛性 / 界面強度 |
研究成果の概要 |
当該解析システムの開発を進めるとともに,その解析精度と実用化した際の課題を調べた.打撃試験および通電試験に先立って実施した数値シミュレーションの結果から,試験片の接合部界面における応力分布は固有振動数から同定できることがわかった.一方で,電流密度分布の同定の可能性は電流の流し方に依存することがわかった.また,基礎試験片に対する打撃試験および界面における介在物の影響に関する調査を通じて,本解析システムの解析精度は良好であると判断できた.最後に大規模シミュレーションおよび有限要素モデルの簡略化を検討し,そのノウハウを得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
接合部のすき間が非常に狭く,その場の応力分布などの物理量を直接測定することが困難であることが,接合部の力学現象を再現するための数値シミュレーションを一層難しくしていた.また,計算に考慮しなければならない接合部の寸法に対して,自動車のボデー全体を対象とするような寸法が非常に大きい数値シミュレーションを実行するには計算対象全体と接合部との相互作用に基づくマルチスケールな解析手法に頼らざるを得ない.当該解析システムの開発を進める過程において種々の数値シミュレーションと打撃試験を実施することで前述の課題を解決するための知見を得た.
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