研究課題/領域番号 |
18K03883
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
吉田 一朗 法政大学, 理工学部, 教授 (80409466)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 主軸テーパ穴内面 / 摩耗の定量測定 / 画像認識 / 画像処理 / 光学的計測法 / 塗料 / 膜厚 / 白色干渉 / 縞解析 / 工作機械 / 主軸テーパ穴 / 内面 / 光学計測 / 画像計測 |
研究成果の概要 |
本助成事業では,主軸テーパ穴内面の摩耗深さ計測可能な新しい原理を確立することを目指し,画像処理・認識アルゴリズムの開発と計測装置の光学系構築の検討を行った結果,次の成果が得られた.(1)摩耗深さを計測する光学原理,および,画像解析アルゴリズムを開発した.(2)試作した光学系,および,解析アルゴリズムの信頼性を実験・検証した結果,計測値の繰返し性と再現性はマイクロメートルからサブマイクロメートルオーダであることが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今の生産現場では効率化・自動化が強く求められており,工作機械のメンテナンス技術や計測技術も自動化・半自動化している.しかし,工作機械と,機械加工の命である工具とを連結する主軸テーパ穴の内面の幾何形状の検査や修正研削などのメンテナンスは,旧態依然として光明丹を使った職人技とも言うべき官能検査的な方法が主流である.そこで,本研究では,湾曲した内面の摩耗深さを計測する原理を検討し,マイクロメートルからサブマイクロメートルオーダの精度を達成できることが確認された.この原理を応用した計測装置の研究開発により摩耗深さの数値管理化が期待され,官能検査の脱却とIoT化の促進が期待される.
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