研究課題/領域番号 |
18K03887
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
古城 直道 関西大学, システム理工学部, 教授 (80511716)
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研究分担者 |
山口 智実 関西大学, システム理工学部, 教授 (10268310)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 超精密切削 / ダイヤモンド工具 / 摩耗抑制 / 鋼 / 表面改質 / 熱処理 / ショットピーニング / 摩耗 |
研究成果の概要 |
本研究は,ダイヤモンド工具の摩耗が著しいことで知られる鉄系材料を研究対象として,工具摩耗抑制機構を解明することで,より実用的加工に対する指針を明らかにすることを目的とする.研究期間全体を通じて,被削性に優れるミクロ組織に基づき,浸炭・窒化処理前の熱処理条件を変化させて切削実験を行った.特に,窒化による工具摩耗抑制効果が高いステンレス鋼を中心に取り組み,ガス窒化前にショットピーニング処理を施すことで鋼材表面の不働態膜を破壊し,切削可能な窒化層の領域が増加することを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は,ダイヤモンド工具が著しく摩耗する鉄系材料の超精密切削において,実用的加工への展開の可能性を示せたところにある.一方,社会的意義としては,従来,鉄系材料の超精密切削に用いられてきた超音波振動切削が抱えてきた,切削速度と工具軌跡の制約を克服できる点にある.
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