研究課題/領域番号 |
18K03908
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18040:機械要素およびトライボロジー関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
松岡 広成 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (10314569)
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研究分担者 |
福井 茂壽 鳥取大学, 工学研究科, 特任教授 (40273883)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 表面力 / 応力分布 / 非接触状態の応力分布 / 材料分布によるせん断応力 / 材料分布による表面間力の変化 / 超高精度測定 / 球面・平面間の応力分布 / 引き離し速度依存性 / ミンドリンの解 / 表面間力 / 弾性変形 / 材料分布による表面間応力の変化 |
研究成果の概要 |
分子間の引力と斥力の両成分を含むレナード・ジョーンズ(LJ)ポテンシャルから出発し、一様な材料で構成される物体内部の分子が、1次元あるいは2次元の面内方向材料分布を有する物体から受ける応力を算出した。また、表面力測定装置を用いて、時間依存性の一つである引き離し速度に着目して表面力の変化を調べ、その特性を明らかにした。さらに、理論を磁気ヘッドの浮上特性解析に組み込むため、表面力に空気膜による反力を加味する検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
弾性体が非接触の状態において、分子間力に起因する表面間応力(垂直・せん断応力)分布および弾性変形の基本特性を理論的に計算する手法を構築し、その基本特性を解明した。弾性体に対する分子間力による応力と弾性変形の系統的な研究は皆無であるため、学術的な独自性・先駆性をもつと共に、次世代高密度磁気記録技術において今後確実に重要になると考えられ、創造性・先進性に富むものである。また、磁気ディスク装置の超高記録密度化のみならず、同様の問題を包含するすべての科学技術(例えば、MEMS/NEMSの設計手法,接触・凝着理論,複合材料の相互作用の解明等)の発展に大きく寄与し得る汎用性・応用性の高いものである。
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