研究課題/領域番号 |
18K03969
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19020:熱工学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
森吉 泰生 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (40230172)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 点火 / 熱効率 / 多種燃料 / パルス回路 / イグナイタ耐久性 / 低温プラズマ / 着火 / 数値解析 / 燃焼改善 |
研究成果の概要 |
繰り返し短パルスに期待する効果として,①パルスの長さで電子に与えるエネルギーの量を変えられる,②パルスを打つタイミングおよびパルス間隔を変えることで,生成されるラジカルの作用を変えられる,③電源回路から出力されるパルス電圧の時間変化(dV/dt)を制御することでプラズマ形態を変え,分子に与えるエネルギー量と形態を変えられる,という3点を仮定し研究を行ってきた.この結果,①を実験で証明できた.②も実験で現象を把握した.③に関し,dv/dtを大きく振ることが出来る装置を借用し実験を行った.この結果,従来の電源に対し,特に電圧の立ち上がり勾配がプラズマ生成に大きな影響を与えることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動力を取り出すためのエネルギー源として化石燃料が広く用いられているが,今後は太陽 エネルギーから作り出す水素やバイオ燃料が増える.従来の燃焼機器や熱機関には,有害排気成分低減のために成分が厳密に管理された燃料だけが使われてきたが,成分の多様性に対して広く作動し,しかも高効率で低公害な熱エネルギー変換機構が望まれる.そこで本研究では,今日の急速な半導体技術とセンシング技術の進化を背景に,こうした成分の多様性に対しても確実な着火制御を行うことで,高効率で低公害なシステム開発の要素技術となる繰り返し極短パルス低温プラズマによる着火法について現象解析を行い,工学的な応用につながる技術として確立した.
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