研究課題/領域番号 |
18K03980
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19020:熱工学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
三好 明 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (60229903)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 反応機構簡略化 / ランピング / 着火遅れ時間 / 層流火炎伝播速度 / 燃焼詳細反応機構 / 消炎限界火炎伸張 / 燃焼工学 / 火炎伝播速度 / 連鎖分岐反応 / 詳細反応機構 / 簡略化 / 燃焼制御 |
研究成果の概要 |
本研究では,燃焼の連鎖反応機構の系統的な縮約の手法を検討することで,燃焼制御のモデリング研究に資することを目的としたものである.1~3年度は主に縮塊による化学種の削減を手作業で行うことでその効率と意義を検討した.まず比較的類似した中間生成物の多いアルカンに関する縮約の手法を検討し,続いてトルエンに関する縮約を試みたが,中間生成物が少ないために縮塊の効果は小さいことがわかった.4年度目はDRG法などの既存簡略化手法を縮塊とともに複数回用いることが効果を示すことを示した.最終年度は反応機構の自動生成に組み込まれる速度測ルールを簡潔にする手法を開発することでさらなる縮約の方向性を探索した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
燃焼の技術開発において,詳細反応機構を用いることは,モデリングに過大な計算機資源を必要とするだけでなく現実的な時間での計算を不可能にする場合も多い.本研究の目的は,燃焼連鎖反応機構の縮約によって,この計算機負荷を低減することであり,得られた成果は,計算機負荷を一定の割合で低減できるレベルのものである.残された課題は,この手法のさらなる汎用化にあると考えられる.
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