研究課題/領域番号 |
18K03982
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19020:熱工学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
東 之弘 九州大学, カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所, 教授 (90183095)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 気液臨界点 / 3成分系混合冷媒 / 低GWP冷媒 / 熱物性測定 / 臨界定数 / 相関式 / 3成分系混合冷媒 / 推算式 / 混合冷媒 |
研究成果の概要 |
オゾン層破壊や地球温暖化の起因物質と考えられているフルオロカーボン冷媒に代わる新物質の探索は急務である。しかし研究代表者等のおこなった過去の研究結果から単一物質から候補物質を探すことは難しく、今では3成分系以上の混合物が候補となっている。3成分系冷媒の開発の基盤となる熱力学性質は、まだまだ未知な部分が多く、信頼できる推算方法さえ出来上がっていない。本研究では、最も基本となる熱物性値である臨界定数を、3種類の混合冷媒について実験から高精度で求めた。そして、従来の推算法の比較を行い、新たに適合できる推算法の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
流体の気液臨界点は、状態方程式や各種相関式の構築や、対応状態原理に基づく熱物性値の推算に利用されている重要な熱物性値情報である。混合物の真の臨界点を実験から求めることは容易ではなく、実際に測定値の報告も非常に少ない。そのため、混合物の真の臨界点の推算に関する研究も進展していないのが現状である。 本研究では、ほとんど実測値がない3成分系混合冷媒の臨界定数(臨界温度、臨界圧力、臨界密度)を、メニスカスの消滅と臨界タンパク光の観察から実験的に決定した。そして、得られた実験データに基づいて、臨界点の推算法について比較検討を行い、新たな推算法の開発に重要となる知見を見つけることができた。
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