研究課題/領域番号 |
18K03987
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19020:熱工学関連
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
大嶋 元啓 富山県立大学, 工学部, 講師 (40511803)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 減圧沸騰 / 液滴 / 真空 / 蒸発 / 数値計算 |
研究成果の概要 |
本研究テーマは高真空雰囲気圧における液滴の減圧沸騰に至る過程を実験および数値計算により明らかにすることを目的としている.本研究では超音波により液滴を浮遊させ,これを急減圧させることにより液滴内部の核生成による液滴の減圧沸騰現象を実験的に観察した.また,同時に過去の研究で報告されている減圧沸騰に関する知見を基にシミュレーションコードを改良し,減圧場の液滴および噴霧のシミュレーションを行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は減圧沸騰噴霧により薄膜,微粒子生成する手法における液滴の蒸発からガス形成に至る過程を解明するために非常に重要である.真空中で蒸発を伴う分野,薄膜形成,微粒子生成に関連する工業技術分野においては,本研究により溶液供給などの最適なパラメータを予測可能にすることが期待される.本研究では減圧場における液滴の減圧沸騰による蒸発現象を満足する十分な成果を得られてはいないが,減圧場における溶液噴射後の液滴の減圧沸騰挙動を考察するための基礎的な知見を得ることができた.その点では学術的意義がある.
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