研究課題/領域番号 |
18K03988
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19020:熱工学関連
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
金田 昌之 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50346855)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 磁気力 / 常磁性流体 / 熱流動 / 対流制御 / 対流誘起 / 対流 / 磁場印加 / 伝熱 / 自然対流 / 永久磁石 / 磁場分布 / 磁場印加効果 |
研究成果の概要 |
外部磁場印加による対流伝熱の促進や制御についての知見を得るために,常磁性流体への磁気力の効果について研究を進めた.その結果複数個並べた磁石の間で強い磁気力を生じることがわかった.これを自然対流への対流制御ならびに温度成層状態の流体の対流誘起に応用するために数値解析ならびに実験を実施した.その結果,2個の磁石を交互に並べた場合で最も局所的な効果が大きくなることがわかった.磁石を増やすことで効果の増大を期待したが,磁場印加の領域は広がるものの局所的なピーク値はむしろ低下することがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然対流は身の回りの熱交換デバイスなどに利用されているが,その交換熱量には限界がありそれほど大きくないことが知られている.本研究で得られた成果は,この自然対流や熱でよどんだ流体を磁気力で駆動するために用いられるもので,永久磁石を利用することで安価かつ簡便に応用することができる技術である.したがって,現状廃棄している熱を有効に熱交換に利用できれば,熱エネルギーの効果的な回収に大きく役に立つものである.
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