研究課題/領域番号 |
18K04016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20010:機械力学およびメカトロニクス関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
野田 善之 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (60426492)
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研究分担者 |
今村 孝 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (10422809)
中山 栄浩 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (40227971)
阿部 壮志 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (60756469)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 鋳造 / 注湯制御 / 状態推定 / 技能評価 / 鋳造産業 / モデルパラメータ同定 / 技能解析 / 流量推定 / 作業と品質の関係解析 / 注湯 / モデリング / 注湯流量推定システム / センサーフュージョン |
研究成果の概要 |
鋳造産業における注湯工程は鋳物品質に影響を及ぼす工程であることから、熟練者の注湯作業を忠実に再現する自動注湯機の開発が求められている。そこで、本研究では作業者による手動注湯を計測し、注湯技能を解析する注湯技能評価システムを開発する。そして、注湯技能評価システムで得られた注湯流量データを教示データとして自動注湯機で再現する注湯制御システムを開発する。本研究の成果では、開発した技能評価システムで手動注湯を定量的に評価できることを示した。また、注湯流量を教示データとした注湯制御システムを実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鋳造産業における注湯工程は鋳物の品質に多大に影響を与えるが、高温の溶融金属を鋳型へ注ぐ工程のため計測および解析が難しく、注湯工程に起因する不具合の改善が困難となっている。本研究は熟練注湯作業を計測・解析できる技能評価システムを開発し、自動注湯機で熟練注湯技能を再現する注湯制御システムを開発した。この研究成果により、鋳物品質のばらつきを抑え、かつ技能継承にも活かすことができ、鋳造産業の作業環境改善と品質向上に貢献できる技術的基盤を構築した。
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