研究課題/領域番号 |
18K04020
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20010:機械力学およびメカトロニクス関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
木村 真之 京都大学, 国際高等教育院, 特定講師 (00551376)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 局在振動 / 移動型局在振動 / 非線形結合振動子 / 非線形局在振動 / 非線形動力学 / 格子振動 / エネルギー局在現象 / フォノンエンジニアリング / 結合振動子系 |
研究成果の概要 |
本研究では,鎖のように変形可能な1次元結合振動子を考え,そこに存在するエネルギー局在振動の基礎的性質,とくに安定性や移動性を明らかにした.また,現実に存在する白雲母結晶の原子振動モデルを用いて静止型・移動型のエネルギー局在振動の性質を検討した.その結果,移動型は崩壊せずに長距離移動可能な場合があることを明らかになり,エネルギー局在振動を用いたナノ領域における熱制御の可能性が示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エネルギー局在振動の研究は,変形しない1次元結合振動子におけるものがほとんどであるが,現実の系は変形するのが普通である.本研究では,従来研究に基づいた解析を変形する系に対して適用し,エネルギー局在振動の安定性や移動性について新たな知見を得た.また,ナノ系において長距離移動可能な局在振動解を発見し,エネルギー局在振動の移動メカニズムについて新たな知見を得た.
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