研究課題/領域番号 |
18K04049
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
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研究機関 | 大阪芸術大学 (2020) 大阪大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
安藤 英由樹 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (70447035)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 無意識行動誘導 / 疑似内言提示 / 内言 / 独り言 / 自律性 / 主体感 / Wellbeing / マインドハック / 行動誘導 / 無意識 / 潜在意識 / 心理負荷 / 無意識誘導 / 意識下行動誘導 |
研究成果の概要 |
情報をあたかも自身の心のなかで気づきが得られたように感じられるようにする情報提示の在り方を検討するために、人間が思考の道具として利用している独り言や内言に着目し、それを人工的に作り出すことで、情報の理解・判断の精度を変化させることを目的とした基礎実験を行った.まず,発声者が頭の中で聞こえているスペクトル情報の再現を実現する疑似内言提示を構築した.さらに,数を数える課題で疑似内言提示を刺激として加えた場合に,カウント数を誘導できることを明らかとした.これによって,疑似内言提示によって無意識的に音声による誘導を行うことが可能であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には無意識的誘導の基礎研究と情報提示の新しい手法としての側面として,容易に与えることのできる音声刺激の新しい可能性と脳内での言語/非言語処理のメカニズム解明として新たな知見が得られた.社会的意義としては,自律性や主体感に悪影響を及ぼしている現在のICT技術の問題に対して,自律性や主体感についてあたかも自身の心のなかで気づきが得られたように感じさせ、情報の理解・判断の精度や関与感を向上させる技術の可能性、及びその倫理的側面の問題提起についての検討をすることができた.
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