研究課題/領域番号 |
18K04080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 岡山理科大学 (2020) 岡山大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
七戸 希 岡山理科大学, 工学部, 教授 (80362953)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 空心変圧器 / 高温超電導 / 交流電源 / 大電流 / 超小型・軽量 / 常電導転移 / 超小型・軽量化 |
研究成果の概要 |
高温超電導線の通電特性測定に用いる,汎用性のある小型・軽量の交流大電流電源を,鉄心を不要とする空心高温超電導変圧器にて実現をする研究を行った。有限要素法を用いた電磁場解析にて変圧器の最適構造を求め,それに基づいて実機を作製し,通電試験を行った。その結果,電源の体積と重量を市販電源の1/200以下にすることができ,商用周波数で1 kApeak,1 kHzでも300 Apeak以上の通電を可能とする電源を作製することができた。汎用できる体積・重量であり,市販の高温超電導線に対して十分な出力電流である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の市販の大電流電源では,体積と重量が大きかったため,特定の研究機関でしか導入ができず,通電試験を実施することが難しかった。本電源は小型かつ軽量であるため,利便性と汎用性が高くなり,国内外における高温超電導機器開発に関する研究を促進するものである。変圧器の設計値を学会発表等にて公表しているため,他研究者が自身で作製することも可能である。また,空心変圧器特有の現象を利用した常電導転移保護システムの開発も行っており,常電導転移に対する安全性の確保の一案を提供することもできた。
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