研究課題/領域番号 |
18K04081
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
佐々木 豊 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 助教 (10511561)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 電力系統 / 再生可能エネルギー / 供給信頼度 / エネルギーマネージメントシステム / 最適化 / 電力需給マネージャ / ロバスト性 / 不確定性 / 需給マネージメント |
研究成果の概要 |
本研究で開発した需給制御マネージャの主な機能としては,天候条件に起因する太陽光発電出力の不確定性に対し,急峻な予測外れに対応できるような調整力確保機能として,緊急時デマンドレスポンス機能および,電気自動車に搭載される小容量蓄電池を用いた調整力確保機能の追加を行い,電力需給制御マネージャのさらなる改良を実施した。これより,平常時の経済的なシステムの運用はもちろん,予測外れなどに起因する緊急時の需給状態において、ロバストに電力需給管理を行えるようになった。本研究成果は電気学会をはじめとした国内会議,IEEE PES ISGTなどの国際会議で広く公表し,その成果を学術論文誌にまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した,電力需給制御マネージャは,電力会社の全体業務を等価的にモデル化し,リアルタイム需給運用コントローラとして構築する新しい試みである。本マネージャは,集中システムの全体制御,分散システムの協調制御に用いる設計とするなど独自のアプローチを採用している。現状で電力会社の中央給電指令所で用いられている各種ツールは,大手重電メーカーによるノウハウの蓄積で構築されているため,本研究は国内外でも技術の蓄積がある少数の限られた大学のみで遂行でき,この意味でも研究の意義は非常に大きい。
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