研究課題/領域番号 |
18K04083
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
山本 吉朗 鹿児島大学, 理工学域工学系, 教授 (70220457)
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研究分担者 |
篠原 篤志 鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (90807794)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | マトリックスコンバータ / 統合電力潮流制御装置 / 不平衡電圧補償 / 電力制御 / 総合電力潮流制御装置 / )マトリックスコンバータ |
研究成果の概要 |
本研究では,再生可能エネルギー導入の促進に向け,三相3線式並列補償部と三相4線式直列補償部により無効電力と不平衡電圧を同時に補償でき大容量電解コンデンサを持たないマトリックスコンバータ(3×4MC)を用いた統合電力潮流制御装置(UPFC)を構築し,様々な電力状況に対してその動作の検証を行った。また,平衡電圧出力の場合に使用スイッチ数を減らすことで出力電圧の高調波ひずみや余計なスイッチング損失を抑制する「部分スイッチング法」が提案し,その有効性を示した。シミュレーションによる動作確認はほぼ完了し,実機を用いた動作確認も3×4MC部分までは完了したが,装置全体としての動作確認は現在も継続中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,再生可能エネルギー発電の増加により,配電系統では急激な電力変動や逆潮流による電圧の上昇,電圧の不平衡化などが問題になっている。このような問題への対応を視野に,本研究では,三相3線式並列補償部と三相4線式直列補償部により電力制御と不平衡電圧補償を同時に実行でき大容量電解コンデンサを持たないマトリックスコンバータを用いた統合電力潮流制御装置(3×4MC方式UPFC)の制御法や基本特性についてシミュレーションで明らかにしている。部分的には実機による動作確認も行われているが,装置全体の動作確認については現在も継続中である。
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