研究課題/領域番号 |
18K04085
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
中村 壮亮 法政大学, 理工学部, 准教授 (20634695)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | フレキシブルコイル / 磁界共鳴式無線給電 / 共振補償制御 / 電力工学 / 制御工学 / 無線送電 / フレキシブルアンテナ / 共振補償 / 制御系設計 / 一括無線給電 |
研究成果の概要 |
本研究では,主に2点の学術的成果を挙げた.一点目は,単一の給電対象を想定したものではあるが,容量制御により共振状態を維持する形で,形状不定のコイルにおいて高効率の磁界共鳴式無線給電に成功したことである.二点目は,実機ではなくシミュレーションベースではあるが,複数の給電対象を想定した磁界共鳴式無線給電において,従来の負荷制御に加えて容量制御を用いることで高効率化が可能であることを示したことである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の磁界共鳴式無線給電では剛体コイルの使用が前提であったため,生活空間における環境(什器・家具など)や給電対象として数多く存在する柔軟物への組み込みが難しかった.本研究を通してフレキシブルコイルを用いた磁界共鳴式無線給電の手法がある程度確立したことで,柔らかい什器や家具へ送電コイルを内臓することによる無線給電エリアの拡張や,柔らかい物体やデバイスへ受電コイルを内蔵することによる無線給電対象の拡大といった将来構想の実現可能性が一段と高まったと考えている.今後は,損失低減策を講じるとともに大電力化などにも取り組んでいきたい.
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